興國に挑んだ汎愛イレブン(写真=会田健司)
5月21日、令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選の中央トーナメント1回戦全試合がJグリーン堺で開催。汎愛はプリンス関西1部の興國と対戦し0-5で敗れ、ベスト32でインターハイ予選を終えた。
試合後、汎愛の安達和明監督は「前半は0-1までOKというところで、狙い通りとまではいかないまでも、プランギリギリのところまではいけたんですが、2点目が痛かったですね。興國さんは普通にやっても勝てない相手なので、本来攻撃の子たちを後ろに置いて何とか凌ぎたかったんですが、やっぱり強かったです」と試合を振り返った。
そして「埋められない技術の差はあるので、戦い方でなんとかノッキングさせたかった。興國さんは初戦で延長戦もないというのもあったので、なんとか0-1のままラスト5分までいって、後ろの選手を前に上げてというのを狙っていましたがそうはいかなかったですね」とPKを視野に入れて後半に臨んだところでの2失点目を悔やんだ。
本来であれば前線から猛烈なプレスを仕掛けるスタイルの汎愛だが、この日は相手をリスペクトし低い位置でブロックを組んだ。それでも前半は何とか1失点で凌げたが「ロングカウンターを狙っていましたが、本人たちは言われてた以上に疲労感があって、一歩が出なかったんだと思います」と守備に追われる時間が長く、攻撃にパワーを割けなかった。
この試合、チーム内で一番ボールが収まっていたMF10中田陽輝(3年)も「周りも守備の意識が強かったので、ボールを持った時に"どうしよう"という感じで、結局下げるしかなくて攻撃を組み立てられなかった」と振り返ったように、中田が収めた後の周りのフォローが間に合わず、相手に囲まれるシーンが目立った。
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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
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