神戸科技のキャプテンDF河辺(写真=会田健司)

 神戸科学技術令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)兵庫予選の準々決勝で滝川第二と対戦し、惜しくも1-2で敗れ大会を去った。

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 先制したのは神戸科技だった。21分、FKのこぼれに反応したDF5河辺天真(3年)が「"どんな形でもいいから絶対にシュートを決めてやろう"と思っていたら体が勝手に反応して」とゴールに背を向けたまま右足でボールを捉える。

 「僕はCBなので点を取れるポジションではないですが、この一週間、家族や友達に『オレが点を取って絶対勝たせる!』と言って来て。そういう強い気持ちを持ってプレーしようと思っていたので、自然と僕の前にボールがこぼれてきて、技術というより気持ちで押し込みました」とキャプテン河辺の気持ちがこもったオーバーヘッドシュートがゴール左に吸い込まれた。

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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)兵庫予選
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)兵庫予選