神戸弘陵の谷純一監督(写真=会田健司)
6月11日、令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)兵庫予選の決勝が三木総合防災公園陸上競技場で行われ、神戸弘陵が相生学院を1-0で下し4大会ぶり4回目の全国切符を手にした。
序盤からペースを握った神戸弘陵だったが、クロスバーやポストに弾かれるなど、なかなかゴールをこじ開けられない展開が続く。しかし前半終了間際の35分、ボックス内左に侵入したFW佐波昂大がDFをかわすとGKとの1対1も制しゴールに流し込む。後半に入ると、相生学院に押し込まれる時間も増えたが、キャプテンのDF岡未來を中心に要所を抑えた守備で相手を完封。1-0のまま逃げ切った神戸弘陵が新人戦に続き県内2冠を達成した。
試合後、チームの指揮を執る谷純一監督は「前半は相生さんの時間もあったんですが、シュートはそんなに打たれていないので、うちでいうとシュートがバーやポストに当たって惜しいのが多かったので1点では物足りなかった。前半であと2点くらいは必要なゲーム。そこが取り切れなかったので後半は相生さんの時間ができたのかなと思います。ただ、後半もシュートを打たせない守備は出来ていた。全国に向けて2点目3点目をきっちり取る決定力をアタッカーたちには求めていきたい」と試合を振り返った。
そして「メンバー、サブ、ベンチ外含め最高学年の3年生が"自分たちの代で3冠を取って弘陵の歴史を塗り替える!"とやってくれているので、3年生のまとまりが非常に大きく、それを見て1.2年生が刺激を受けている。3年生全員に感謝したいなと思います」とチームを引っ張る3年生に感謝の言葉を述べた。
久しぶりのインターハイ全国大会に向けては「インターハイは35分ハーフで暑さとの勝負になってくるので、対戦相手が決まってから、戦い方やうちの特徴の活かし方を考えていきたい」と見据えた。
(文・写真=会田健司)
▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)兵庫予選
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)兵庫予選