市船の10番FW郡司(写真=小室功)

 令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選の決勝に名乗りを上げた市立船橋のエースナンバーの10番を背負う郡司璃来(3年)が、“格の違い”を見せつけている。

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 もともと技術の高さに定評があったが、足元でボールを受けるだけではなく、ボールを受ける前の動き出しがよくなり、相手との駆け引きに磨きがかかったことで、攻撃アクションの幅が格段に広がった。球際での激しさも加わり、誰もが一目置くエースに成長した。

 「市船で10番を着けるようになったのは、2年生の初めころでしたけど、最初は荷が重いというか、自分でいいのかなと思っていました。でも、今は10番の責任やプレッシャーを感じながらもやりがいのほうが大きいです。チャンスを作ったり、ゴールを決めたり、チームを勝たせる存在になりたいと思っています」(郡司)

 10番といえば、真っ先に誰を思い浮かべるか? こんな問いかけに「メッシ」という答えが返ってきた。「パリSG(フランス)では30番をつけていたので、バルセロナ(スペイン)のときのメッシですね。自分のなかで、10番といえば、やっぱりメッシのイメージがいちばんピッタリきます」(郡司)

 総体千葉予選の決勝トーナメントに入ってから3試合連続得点を決めるなど、期待に違わぬ活躍を見せた郡司は、準決勝の八千代戦で2ゴールを記録。5-1の快勝の立役者となった。

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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選