成立学園との決勝では鋭いドリブルを披露した(写真=多田哲平)

 勝利の立役者となった佐々木は中学時代、國學院久我山中学に入学しながらも埼玉のクラブチーム「ESPORTE CLUBE JOGADOR」に籍を置いた。

【マッチレポート】成立学園 vs 國學院久我山

 ESPORTE CLUBE JOGADORはふじみ野市を拠点とするチームで、個人技にとことんこだわるスタイルが特長だ。「高校から久我山で活躍するには中学時代に技術を高めないといけないなと考えていました。そこで足もとを磨かなかったら今、周りについていけなかったと思います」と佐々木は振り返る。

 埼玉のクラブで磨いた技術力が決勝でのゴールに活かされた。北海道で開催されるインターハイ(7月29日~8月4日)でも切れ味鋭いドリブルを披露するはずだ。佐々木は「全国でもドリブルでチャンスを作って、きょうみたいに点も入れて、攻撃の要になれるプレーをしたいです」と意気込んでいる。

(文・写真=多田哲平)

▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
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