さらにダブルヘッダーで70分2試合+PKと厳しい日程を戦い「自分は大丈夫だったんですが、前の選手は前からプレスに行っていたのできつかったと思うので、よく頑張ってくれました」と前線の選手たちに感謝した。

 「個人的には決勝でも上手くプレーは出来ていたんですが、やっぱり相手はプレミアで難しい試合もやってきていると思うので、一枚上手だった。仕留め損なった感じがしています」とインターハイ予選の決勝を振り返った岡谷。

 今大会の静岡学園はセカンドチームだったとはいえ、インターハイ予選の決勝で敗れた相手にすぐにリベンジ出来たという意味で再スタートにはもってこいの大会となった。県リーグを戦っている今年の清水桜が丘にとっては県外のチームとも対戦できる貴重な大会になった。

 選手権こそは静岡学園の壁を乗り越える。新たな決意を胸に岡谷がチームを引っ張る清水桜が丘はまた一歩を踏み出した。

 (文・写真=会田健司)

▽令和5年度東海高校サッカー大会
令和5年度東海高校サッカー大会