静岡学園の背番号10MF高田優(写真=会田健司)
インサイドハーフとしてゲームをコントロールした高田は「試合前から右利きの選手を右に置いてクロスを狙っていた。でもそれだけになっちゃうと相手にも対応されるので、相手が開いたところで真ん中を使うことを意識していました」とサイドの選手が突破出来るようなボールへの絡み方と、機を見て中央をこじ開けるという狙いを見事に実行。
「毎試合やっている中で課題が出てきて、カットインだけになってしまう試合もあったり、逆にサイドだけになってしまって崩せないこともあって、試合をやりながらチームも進化してきました」と、改善を繰り返しながら今の形に辿り着いたと話した。
そして守備の部分でも「今日は無失点でしたが、チームの課題として失点が続いていたので、守備の強度を上げていかないとプレミアも後半になるにつれて厳しくなっていくと思う」と課題と向き合う高田。
「自分の課題でもあるし、監督からも結構言われているので、最初の方に比べれば良くはなりましたが、まだ全然足りないと思っています。(プレミアの)最初の頃は守備の強度がキツイなと思っていて『90分もつかな?』と思っていたんですが、最近は強度が上がった中でもプレーが出来るようになってきたので、このまま成長を続けたい」と手応えを口にした。
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