「失点してからギアが上がることが多くて、失点してからダメなことに気付くのでは遅いと言われてきたし、自分たちでもわかっているんですけど、そこをこの全国大会でも出してしまった」とこの大事な試合で自分たちの悪い癖が出てしまったことを悔やんだ背番号10。

　前半は時より得意のドリブルで持ち運ぶシーンもあったが、金光大阪の厳しいマークに遭いプレーエリアも低い位置が多くなってしまった。失点後にシステム変更してからは高い位置でボールを持てることも増え、仕掛けるシーンも増えたが、シュートを決め切ることが出来なかった松原。

　「強度の高さが埼玉県と全然違いました。自分たちは運良く昌平と当たらずに上がってこれたので、昌平の想いや、浦和南だったり、正智深谷だったり、埼玉の高校の想いを持ってここに立ったのに不甲斐ない試合をしてしまって悔いが残る。メンタリティのところを冬までにもっと上げていかないと同じ事を繰り返してしまう。せっかくの全国のチャンスを初戦で逃してしまったので、もちろん金光大阪にはこの後頑張って欲しいですけど、やっぱりこの先の景色も見てみたかったなと思うと悔しい」と自分たちの良さを出し切れずに大会が終わってしまったことに無念さを滲ませた。

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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ（総体）
令和5年度全国高校サッカーインターハイ（総体）