帝京1年生MF久保恵音(写真=会田健司)

 8月9日、第11回和倉ユースサッカー大会 2023の大会3日目で、帝京(東京)は日本航空(山梨)と対戦し2-1で勝利した。

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 帝京は1日目と2日目に行われた予選リーグ(グループF)を1勝1分1敗で3位で終え、この順位決定トーナメントの初戦で予選リーグ(グループI)2位の日本航空と対戦。

 立ち上がりにGKをかわされるピンチをDFのカバーで凌いだ帝京は、徐々にペースを握り出し日本航空ゴールに迫る。7分にはMF安藤光大(2年)が右サイドを縦に仕掛けクロスに1年生MF久保恵音が飛び込む。8分にも右サイドから細かくパスを繋ぎ、最後は久保がシュートを狙っていく。

 すると17分、PKを獲得した帝京はGKの大橋藍(2年)キッカーを務め、これを沈め先制に成功する。さらに22分には右サイドを崩し、クロスにMF砂押大翔(2年)が左足を合わせ2点目をゲット。2点リードで前半を折り返す。

 後半、次々と選手を交代していった帝京は1点を返されるも2-1で逃げ切り、今大会2勝目を挙げた。

 試合後、チームの指揮を執った山下高明GKコーチは「最後にセットプレーでやられたり、その辺の集中力やゲームの肝みたいなところはまだまだ甘い。他のチームさんから"上手い"とは言ってもらっていますが、上手いだけじゃなく"したたかさ"や"強さ"でも相手を圧倒できるようにしていかないといけない」と試合を振り返り、チームの改善点についても言及した。

 さらに「プレミアの大津さんともやらせてもらって、普段から我々が言っている強度や判断スピードを肌で感じられたのが一番の収穫」と今大会の収穫について話した山下コーチは「ハードワークすること、色んなことで自立すること、主体性をもってやることを今大会では言っているので、あと二日で良い経験をして、この先の秋や冬に繋げていきたい」と、残りの2日間でさらにチーム力の底上げを図りたいと語った。

 (文・写真=会田健司)

▽第11回和倉ユースサッカー大会 2023
第11回和倉ユースサッカー大会 2023