決勝ゴールの1年生エースFW李星琉(写真=会田健司)
9月16日、第102回全国高校サッカー選手権大阪予選2次予選2回戦がJグリーン堺で行われ、大阪朝鮮高級学校が摂津を破り中央トーナメント進出を決めた。
大阪府リーグ1部所属の摂津に対し5バックで守備を固める大阪朝鮮は押し込まれる我慢の時間帯が続くも、前半を無失点で耐え抜くと、73分にMF鄭峻祥からのパスからカウンターで抜け出したFW14李星琉(1年)がGKとの1対1を制し先制ゴール。その後も虎の子の1点を死守し1-0のまま逃げ切った。
決勝ゴールを決めた李は「みんなが頑張って守ってくれて、競り合いに勝って抜け出してからは決めるだけでした」とゴールシーンを振り返った。
試合後「めちゃくちゃ緊張しました」と話した1年生エース。「とにかく走って、前に前にボールを送ることを考えながらプレーしていました。ジャイキリを起こすことしか考えていなかったので、1年生でも関係なく頑張るだけでした」と献身的にボールを追いかけ、ゴールを目指し続けた。
チームを率いる安泰成(アン・テソン)監督からも「1年生ですがうちのエースなので、絶対決めてくれると信じていました」と信頼される李は「次も僕が決めて勝ちます!」と次戦に向けて意気込みを語った。
これで2次予選を突破した大阪朝鮮は10月22日に中央トーナメント1回戦で大阪偕星学園と対戦する。
(文・写真=会田健司)
▽第102回全国高校サッカー選手権大阪予選
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