清水桜が丘は小笠に11-0で勝利して初戦突破(写真=多田哲平)
精神面で言えば、リーグ戦との切り替えも課題となる。プリンスリーグ東海に所属していた昨年までと違い、今季は県Aリーグ(県1部)を戦っているため1次トーナメントからの出場となっている。そこについても片瀬監督は「難しい」と話す。
「去年まではベスト16から出られたけど、今年はAリーグに落ちてしまったもので、1次トーナメントからやらなければいけない。今日と来週にトーナメント(選手権予選)をやって、それが終わったらリーグ戦を挟んで、またトーナメントに入る。いろんな意味で子どもたちも大変だろうなと。選手権は彼らにとって大事な大会だから、当然勝ちたいと思っているんだろうけど、一方でリーグ戦で昇格したいという想いがあるだろうし、そういう意味で日程的な難しさもある」
清水桜が丘は様々なハードルを乗り越え、6年ぶりの冬の全国切符を掴めるか。少なくとも片瀬監督には油断や慢心はなさそうだ。
(文・写真=多田哲平)
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▽第102回全国高校サッカー選手権静岡予選
第102回全国高校サッカー選手権静岡予選