修徳イレブン(写真=佐藤亮太)
今回、第102回全国高校サッカー選手権東京予選のBブロック決勝に勝ち上がった修徳の強さは何か?そのひとつに人間関係の濃さにあるようだ。
「円陣のとき、ファミリーという言葉が出ます」そう話すのが主将DF14島田侑歩。
「(修徳)中学から高校にあがってきている選手や小学校や中学で知り合った選手も多くいるので、第2の家族のようなものです。なので、それほど多くは話さなくてもわかるところまで来ている。ファミリーという言葉があいますね」と答えた。
時間の長さと濃さによって、互いに何もいわなくても、ある程度、通じ合っている、その事象が準決勝・大成戦で表現された。
前半20分、2点目となったシーン。DF14島田のクロスから最後、FW10田島慎之佑のゴールがまさにそれだった。
「トラップした時点でGKとDFのあいだにスペースがありました。誰が走ったかは覚えていませんが、(FW10田島)慎之佑か(MF11 大道)響道が走っているかなと思った。少し早いクロスをあげたら、慎之佑が決めてくれた。あれこそなにも言わずにわかっている関係性で生まれたゴールでした(DF14島田)」
▽第102回全国高校サッカー選手権東京予選
第102回全国高校サッカー選手権東京予選