MF平林尊琉
第102回全国高校サッカー選手権群馬予選の決勝トーナメント決勝で前橋育英の注目の逸材1年生MF23平林尊琉が大きな仕事をやってのけた。
「中に2枚いたのが見えて、合わせやすいようなふわりとしたボールを入れた」(平林)
平林が右足で入れた絶妙なクロスをFW20大岡航未(1年)がGK前に入り込んでゴールをゲット。国体でも一緒にプレーした1年生コンビの見事な連携から、先制点を呼び込んだ。
全国をかけた群馬頂上決戦で輝きを放った1年生MFは、6月24日の昌平戦で途中出場でプレミアリーグデビュー。次戦の大宮アルディージャU-18との一戦では先発出場を果たして初ゴールをマークした。
MF平林尊琉
「強い昌平相手と戦って、『自分もこの舞台でやれるんだ』と思ったのと、次戦の大宮アルディージャU-18戦でゴールを決めることができて、『ある程度できるんだ』と感じることができたのが大きかった」と胸を張った。
1年生で名門・前橋育英でレギュラーに定着。ピッチ上では高い精度でのパス・ドリブルを武器に、得点に直結する仕事をこなし、常に何かやってくれそうな雰囲気を漂わせる平林。
「日本でも海外でも活躍できる選手になること。その夢に向かって、優勝したり全国の舞台に立つことができる選手にならないとダメだと思っています。今回の選手権では勝ち上がっていって、自分の名前が広まればいいですし、自分は来年も再来年も選手権に出られますけど、まずは今回で全国優勝をしたいです」と将来の夢と選手権での目標を口にした。
全国大会開幕まで約1ヶ月半。注目の逸材の全国デビューを楽しみに待ちたい。
▽第102回全国高校サッカー選手権群馬予選
第102回全国高校サッカー選手権群馬予選