それでも、終盤に猛反撃した青森山田が、90分に同点弾、後半アディショナルタイムに逆転ゴールを奪って劇的勝利。選手たちが土壇場で見せた執念に正木昌宣監督も「失点したあとも決して諦めることなく、頑張ってくれた選手たちの逞しさと諦めない気持ちに私自身も感謝しています」と語った。

　青森山田の「諦めない気持ち」は格が違い、まさしく高校年代で日本一だろう。源になっているのは何なのか、正木監督の見解はこうだ。

「試合中うんぬんだけではなく、どんな環境でも一生懸命やり続けている彼らの日常の取り組みがああいうパワーにつながります。日常のトレーニングで、どんな練習メニューでも最後まで諦めないし、集中力を持って2時間の練習をやっていた。集中力を高めるためにみんなで声をかけあってやってきました。そういった徹底が良い習慣にもなっていた」

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