岩崎の出色の縦パスから守備ラインの背後に進入。前に飛び出していたGKの位置を確認し、巧みなループシュートを決めた。
しかしガッツポーズもなければ、喜びの表情も一切見せなかった。「同点とか勝ち越しゴールなら別ですが、まだ負けている状況でしたからね。喜んでなんかいられませんでした」と気丈なところを示した。
小学校ではCBを務め中学で中盤に上がり、中学3年からFWとしてプレーする。「DFの裏を取ったり、くさびのパスから味方に展開するのが得意」と自分の武器を説明し、「FWは面白いですね。来年はスタメンになってゴールを決めてチームを勝たせるFWに成長したい」としっかりした目標を口にした。
実践学園は今年5月の関東高校大会Bグループ決勝で、強豪の日大藤沢(神奈川)を破って優勝。全体で3位に入る健闘だった。
▽横山杯第24回全国ユース招待サッカー大会
横山杯第24回全国ユース招待サッカー大会