帝京イレブン(写真=河野正)
その國學院久我山戦で同点ゴールを挙げた森田は、「横山杯の優勝はチームの目標でした。自分の持ち味はポストプレーと守備の裏に抜ける動き。来年はもっと鍛えてインターハイと選手権の両予選で優勝したい」と意気込む。Jリーグ入りを目指すエースは、得点を量産できるストライカーに成長する決意も示した。
187㎝の大型CB田所莉旺(2年)も選手権予選経験者で、2月に川崎フロンターレU-18から転籍してきたクレバーな選手だ。制空権を握ったばかりか、正確なフィードでビルディングアップもこなした。
「チームとしてハードワークできたので、それほどやられる場面はなかった。ハーフタイムにはみんなで意見をぶつけ合い、より良い戦い方を模索しています。うちは全員がリーダーですから」
近年の帝京は全国高校選手権に縁遠く、第88回大会を最後にもう14大会も出場していない。田所は「帝京がいない選手権は寂しい。また全国の舞台に戻って優勝し、自分を見て帝京に入ってくれる子が増えたらうれしいですね」とカナリア軍団の復活に心血を注ぐ覚悟だ。
(写真=河野正)
▽横山杯第24回全国ユース招待サッカー大会
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