神奈川・ニッパツ(三ッ沢)会場のカードは神村学園(鹿児島)vs松本国際(長野)。ベルギー1部・ヘンク内定の左SB15吉永夢希(3年)、J2ベガルタ仙台内定のFW13西丸道人(3年)、U-17日本代表としてU-17アジア杯で得点王&MVP、U-17W杯も経験したMF14名和田我空(2年)ら、キラ星たちが居並ぶ神村学園の優位は動かしがたいが、松本国際は長野県大会はコンディション不良に泣いたFW20佐々木晄汰(3年)を軸に初戦ゆえの緊張感を突きたいところだ。

 そして東京・駒沢会場では前半怒涛の3ゴールで帝京第三(山梨)を3-2で下した初芝橋本(和歌山)と退場者が出た今治東中等教育学校(愛媛)を2-0で破った堀越(東京A)が激突。まずは初戦2ゴールのボランチ15大丸龍之介(3年)をはじめ、キックオフから圧力をかけるであろう初芝橋本に対し、無失点&先制点と今治東戦では攻守に躍動したDF4森奏(2年)を中心とする堀越がいかに守備の網を張るかが、試合の流れを決める肝となる。

 同じく東京・西が丘会場では富山第一(富山)と京都橘(京都)が大会初戦を迎える。富山第一はボランチ6多賀滉人(3年)からのパス供給、京都橘はU-17日本高校選抜のFW10宮地陸翔(2年)の動きから全体を追っていきたい。

▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権