今大会は14試合がPK決着

 第102回全国高校サッカー選手権の決勝が1月8日に国立競技場で行われ、青森山田(青森)と近江(滋賀)が対戦。3-1で勝利を収めた青森山田が王座奪還を果たし大会は幕を閉じた。

 今回の選手権はPK戦が例年以上に運命を分けた。1回戦では初出場の名古屋(愛知)がU-17日本代表のFW高岡伶颯(2年)を擁する日章学園(宮崎)をPK戦の末に退け勢いに乗った。

 2回戦では実に16試合中8試合がPK戦決着となった。死のグループ・Bゾーンでは、優勝候補の一角と目されていたJクラブ内定者3人を擁するタレント集団の静岡学園(静岡)を初出場組の広島国際学院(広島)が主導権を握られながらもPK戦の持ち込むと、これを見事に制し、番狂わせを演じ世間を驚かせた。準優勝を果たした近江はインターハイ4強の日大藤沢(神奈川)をPK戦の末に撃破。飯塚(福岡)と初戦を戦った青森山田、米子北(鳥取)とのプレミア東西対決に臨んだ昌平(埼玉)もPK戦の末に勝利を収め3回戦に駒を進めた。

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▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権