神奈川・ニッパツ(三ッ沢)会場のカードは1回戦で仙台育英(宮城)に4-0快勝した神戸弘陵(兵庫)と、同じく1回戦で立正大淞南(島根)を3-1で下した前橋育英(群馬)の組み合わせ。1回戦2ゴールのFW10北藤朔(3年)をはじめ攻撃陣が軒並み好調の神戸弘陵に対し、前橋育英も同じく1回戦2ゴールのFW18オノノジュ慶吏(2年)などアタッカーたちが上々の出来。相手のウィークポイントを突きつつ、自らの持ち味を出した側が勝利へ近づきそうである。

 東京・駒沢会場に降り立つのは2回戦スタートの2校。2大会連続6度目の出場となる明桜(秋田)は昨年の選手権も経験しているFW10臼田成那(3年)、初出場の名護(沖縄)はカウンターの急先鋒となるFW7比嘉秀彩(3年)が試合を動かすキーマンとなる。そして東京・西が丘会場は1回戦で柳ヶ浦(大分)に2-1で逆転勝ちした帝京大可児(岐阜)と1回戦では丸岡(福井)をラストプレーとなるPKにより1-0で下した佐賀東(佐賀)のカード。全体としてはFW10加藤隆成(2年)らがポゼッションを組みながら攻める帝京大可児に対し、U-17日本高校選抜の右SB6田中佑磨(3年)とという飛び道具も備える佐賀東が堅守速攻を期す構図が予想されそう。

▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権