古河一・髙崎護監督
令和5年度茨城新人戦(新人選手権大会)の決勝が2月1日にト伝ノ郷運動公園で開催され、1-1(PK:5-4)で古河一が水戸商を退け17年ぶりの優勝を果たした。
「オールドファンの方が喜んでくれる対戦カードでした」とは優勝した古河一の髙崎護監督の第一声だ。続けて「1試合目(準決勝)はフルスイングで行こう。今回は決勝進出が一つの目標だったので、決勝はリザーブだった選手を出して勢いをつけようと話をしていた。そのメンバーが非常に頑張って0-1で前半を折り返してくれ、後半から出場した準決勝のメンバーが追い付いてくれた。理想的な展開だった。でも水戸商さんの方が自力はあった」と古豪対決を振り返った。
近年の茨城県の高校サッカー界を牽引している明秀日立と鹿島学園がともに準々決勝で姿を消した今大会。「優勝できて良いスタートは切れましたが、明秀日立さん、鹿島学園さんに勝っての優勝ではないんです。今年はしっかりと第三極に入っていこうと話をしています」と、新チームで頂点に立ったが指揮官はいたって謙虚だ。
全国大会から遠ざかるものの全国高校選手権出場9回、全国高校総体出場7回を誇る古豪が虎視眈々と全国を狙う。
▽令和5年度茨城新人戦(新人選手権大会)
令和5年度茨城新人戦(新人選手権大会)