古河一イレブンと粕谷光一さん(写真=古河一)
古河一が見事に令和5年度茨城新人戦(新人選手権大会)の決勝で水戸商を下し17年ぶりに頂点に立った日、いつも応援に駆けつけてくれる粕谷光一さんの姿はそこにはなかった。
粕谷さんは地元の方で「こうやって見ていると元気がもらえるから」と、古河サッカー場での練習や試合のみならず遠征にも足を運び、チームに熱い声援を送っている60歳の古河一の応援団長だ。
「いつもサポートしてくれる方なんですけど、今はガンと闘病中で、ここに来られなくて。優勝をして、少しでも粕谷さんに元気になってもらいたいという気持ちで戦っていました。良い報告ができる」とは準決勝と決勝でフル出場しチームの優勝に大きく貢献したMF梁野慶主将のコメント。
新人戦優勝という形で粕谷さんのサポートに応えた古河一。選手、スタッフは「古河一の応援団長」粕谷さんが、再び元気な姿でピッチに声援を送ってくれる日を待ち望んでいる。
(取材=古部亮)
▽令和5年度茨城新人戦(新人選手権大会)
令和5年度茨城新人戦(新人選手権大会)