今大会は怪我人が多く、ベストメンバーは組めなかったが、新たな選手の台頭もあった。予選リーグの2節目からCBでコンビを組んだ中野と黒木も試合を追うごとに安定感をアップ。大津戦では球際の攻防で怯むことはなかった。初戦で怪我をし、決勝トーナメントから戻ってきた鈴木をCBで使う必要性がなった影響からボランチで起用。この策も見事にハマり、新たな可能性を感じさせた。
幸先のいいスタートを切った神村学園。ここから再びフェスティバルや練習試合などで技を磨き、4月に開幕するU-18高円宮杯プレミアリーグWESTに備える。負傷した主力組の状態が戻れば、選手起用の幅も広がってくるはず。まだ最適解は見出せていないが、今大会で示した新たな可能性は今季を戦う上で武器になるはずだ。
(文・写真=松尾祐希)
▽第45回九州高校U17サッカー大会
第45回九州高校U17サッカー大会