札幌創成FW30加我咲大(新3年)
久しぶりに外で、しかも良質な天然芝でプレーできる喜び。冬場に鍛えた走力とフィジカルの成果も出た、実りの多い宮崎遠征となった。
3月28日、第7回高校サッカードットコム杯in宮崎supported by アミノバイタルの決勝トーナメント3位決定戦がアミノバイタルトレーニングセンター宮崎で行われ、札幌創成(北海道)は常翔学園(大阪)を1-1(PK4-1)で下し、最終順位3位を勝ち取った。
札幌創成の1ゴールを決めたのはFW30加我咲大(新3年)。20分、ボックス内左を縦に突破したDF17中山龍聖(新3年)がゴールライン上からマイナスに折り返したところ「(ピッチが)スリッピーだったので、上に浮かさないよう、下に下にと意識した」加我が放ったコントロールショットがゴールネットに突き刺さった。
鏑木正彦監督が今大会のチーム内MVPに挙げた加我。「北海道で、(冬場は)ずっと体育館で練習していたので、正直勝てるのか不安でした。最初は慣れないところもあったんですが、結果的に3位という事で、実力的には差もなくやれたと思います」
「筋トレと走りをずっとやってきました。監督も言ってくれたんですけど、当たり負けしなくなった。やってよかったなと思います」その成果が出たことに加我も自信を掴めたようだ。
これから始まる高校ラストシーズン。雪解けとともに、北の地できっと地道な努力が報われる。
(文・写真=会田健司)
▽第7回高校サッカードットコム杯in宮崎supported by アミノバイタル
第7回高校サッカードットコム杯in宮崎supported by アミノバイタル