東京成徳大深谷の為谷洋介監督

 最後まで大分ゴールをこじ開けられず悔しい準優勝。それでも埼玉に持って帰るお土産はできた。

 3月28日、第7回高校サッカードットコム杯in宮崎supported by アミノバイタル(運営:R.project)の決勝トーナメント決勝がアミノバイタルトレーニングセンター宮崎で行われ、東京成徳大深谷(埼玉)はPK戦の末に大分(大分)に敗れ、惜しくも優勝を逃した。

 試合を通して押し気味に進めながらも、最後までゴールネットを揺らすことが出来ず、0-0(PK3-4)で悔しい敗戦。

 試合後、為谷洋介監督は「決められるチャンスはあったと思うんですけど、そこを決めるということ。今試している"引き込んでカウンター"というところは上手くいっていたので、決め切れなかったのが痛かったですね。内容は良かったんですが、勝負にこだわるというところ。最後は勝って埼玉に帰りたかったので、そういう意味ではPKも含め勝負なので、負けたことは受け止めて、シーズンに臨んでいこうと伝えました」と振り返り、勝ち切れなかった事を悔やんだ。

 それでも、4日間で6試合をこなし2失点と守備面では抜群の安定感を誇った。

 「日に日に逞しくなってきたというのはありました。昨日の2試合もタフな試合だったんですが、失点ゼロで。今日も失点はゼロなので、そういう意味では良い守備から攻撃に繋げていく。そこの狙いは逞しくなってきた」守備面に関しては指揮官も手応えを口にした。

 「気持ちの部分でも、まとまってやっていこうというモチベーションに持っていけるようになってきた。そういうところは成長しました。最後勝てなかったのは悔しいですが、この先に繋いでいければと思っています」

 今大会での成長を持ち帰り、そしてこの悔しさを新シーズンにぶつけていく。

 (文・写真=会田健司)

▽第7回高校サッカードットコム杯in宮崎supported by アミノバイタル
第7回高校サッカードットコム杯in宮崎supported by アミノバイタル