浦和南は高校総体と全国高校選手権の両予選で準優勝した昨年ほどの強さはないが、野崎正治監督の策で実力以上のものを引き出す。掛谷羽空(3年)は注目のFW。現在S1リーグ暫定3位の武蔵越生は、CB原田彪雅(3年)が守備ラインを安定させ、高橋悠太(3年)や眞崎瀧星(2年)のFW陣が精力的にゴールを狙ってくる。
今季S1に復帰し暫定5位の細田学園は、MF並木俊輔(3年)に配給力がある。S2に降格したものの、埼玉栄はMF嶋家礼人やFW加藤佳大(ともに3年)ら昨季の主力が6人健在だ。両校とも関東大会予選でベスト8入りしている。
S1では9位と不調の市立浦和だが、FW田中悠真やMF高橋隼(ともに3年)ら、昨年の全国高校選手権予選準々決勝に先発した陣容が7人も残る。このほかS2Bで4位の狭山ヶ丘、S2Aで2位の埼玉平成と3位の浦和学院も力があるだけに上位進出の可能性を秘める。
(文・写真=河野正)
▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選