野辺地西は今春埼玉県内で開催された強豪校が多数参加の第44回浦和カップ高校サッカーフェスティバルで準優勝に輝いた。同大会ではFW10堀田一希(3年)、FW11成田涼雅(3年)の強力2トップが躍動。「(2トップは)関東の強豪チームにも通用した」と三上監督の評価も高い。この日も2トップが起点となり、セカンドボールの回収から攻撃に厚みとスピードが加わり、特に成田のスピードは相手ディフェンダーを置き去りにするような鋭い突破力で青森山田にとって脅威となった。しかし最後まで1点が遠かった。

 青森山田を相手に決定機を作ることもできた。しかし、決めきることはできなかった。「綺麗にあの1本を決めてくるのは流石でした。決めきる力が山田の強さ」と指揮官は悔しさをにじませながらも相手チームをたたえた。

(文・写真=古部亮)

▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)青森予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)青森予選