三田学園イレブン
試合後、指揮官は「狙い通りの前半で、後半に勝負をかけたかったんですが、その矢先にクロスからの失点。あの瞬間ちょっと緩くなってしまった」と試合の流れを決めた1失点目を悔やんだ。そして「もうちょっとボールを動かせないと。FWが引っ張って相手のDFラインが下がったところの1.5列目のハーフスペースを使いたかったんですが、そこに入れるあと少しの勇気がなかった。ボランチがボールを引き出す勇気も足りなかった」と、決勝の重圧と相手の強度の前に強気なプレーができなかったと振り返った。
そして何よりも「ほんまに良い応援だった。誇れる応援をしてくれて、だからこそ勝ちたかった」。スタンドから大声援で背中を押してくれた応援団のためにも勝ちたかったと肩を落とした。
今年の3月に福原幸明前監督からバトンを受けた福島監督。その言葉からも"選手たちと全国に行くんだ"とこの一戦に並々ならぬ強い想いを持っていたのが伝わってきた。
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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)兵庫予選
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