そして迎えた慶應義塾戦。前日の分を取り返す勢いでMF6湯藤翔太が先制ゴールを決めると丸茂自身も2点目、そしてダメ押しの5点目と2ゴールをマークし準決勝進出に貢献した。
「桐光の9番は点を取らなければいけないし、攻撃の柱に、チームのストライカーになければいけない。自分がやらなければとばかり考えていました」(丸茂)
しかしそんな丸茂の悩みを見抜いていた監督に「(背負いこまず)やれることをやれ。もう一回チャレンジしてこい」と背中を押された。そしてその呪縛から解かれた背番号9はピッチを駆け回り躍動した。
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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選