チームの心臓部と言われる大谷は、「今年はキャプテンなので、これまで以上にやらないといけないし、ほかの選手との違いも見せたかった。点を取らないと評価されないので、ゴールを奪うことにはこだわっている。初戦の西武文理戦以外は圧倒できたと思います。インターハイでも圧倒して初優勝したい」と話した。

 昌平はこれまでインターハイに4度出場し、ベスト4に3度進んでいる。初出場の2016年は市立船橋(千葉)に0-1で敗れ、18年は桐光学園(神奈川)に2-3で屈し、22年は帝京(東京)に0-1といずれも関東勢に1点差の敗戦だった。

 今年のチームは過去最強かもしれない。初優勝の可能性は十分ある。玉田監督は「個(の力)は全国トップ。もちろん優勝は狙いたいが、インターハイまでにもっと詰めないといけないこともある」と述べる。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選