そして迎える2次予選に向けては「一つひとつ勝ち上がっていくしかないと思います。今日も初代監督の伊藤清春さん(在任中に全国大会に計11回出場)がいらしてくれて、OBの方からも『もう一回そういうところで旭高校の名をあげて欲しい』とプレッシャーじゃないですけど、すごく期待していていただいているので、そういうところを目指して行けたらいいなと思います。この夏を良い夏にしてもう一回強くなりたい」と意気込む。もちろん、それには課題も…「本音を言うともう少しボールを握って動かしたい。暑さとか、土のグラウンドでのトレーニングなので、なかなかしっかり最後崩し切るところとか精度とかが上がってこないのですが、この夏、合宿とかして人工芝などでやれるので、そういったところで改善していきたい」。続けて「選手権はみんなが仕げてくる大会なので、どれだけ濃い夏を過ごせるかが大事。何か言ったらすぐ吸収してくれる子どもたちなので、この夏をすごく楽しみにしています」と話した。

 連日酷暑は続くが、田之畑監督にとっても選手たちにとっても盛りだくさんの夏になりそうだ。

(文・写真=西山和広)

▽第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選