その三浦さんは「全国各地からみなさんが福島県に来て下さり、プレーしてくださることを大変嬉しく、そして大変誇らしく思っております。いよいよ明日から始まる大会に皆さんの期待や緊張感がヒシヒシとこちらまで伝わってきます。これまで厳しい練習を重ね、仲間と切磋琢磨しながら、この日のために準備を重ねてきたと思います。練習量やチーム環境など異なることはあると思いますが、高校サッカーの頂点という憧れの可能性を全てのチームが秘めています。これまでの努力が実を結び、今大会で発揮されるよう心から願うとともに、全力でサポートさせて頂きたいと思います」と選手たちを歓迎した。
そして「今年度の大会の会場となるJヴィレッジは太平洋を望む自然あふれる丘陵地帯に位置し、国内最高レベルのピッチコンディションとして有名です。今から13年前東日本大震災が発生し、このJヴィレッジは福島第一原子力発電所事故の対応拠点として利用されていました。そして2019年以降復興のシンボルとして新たに生まれ変わり、今では日本サッカーの聖地として知られるようになりました。これも全国そして世界中からの支援によるものです。
福島は震災前の姿を取り戻しつつあります。今大会を通してこれまでの多大なる支援に感謝の気持ちを表し、私たちの復興のスローガンである絆を深める大会になれば幸いです。全国から訪れる多くの人々に温かいおもてなしの心を持って、私たちはお迎えします。皆さんが今大会に参加し、白熱したプレーが楢葉町そして福島県を更に活気づけ、新たな魅力が根付くことでしょう。最後に一人一人の全力プレーが希望を与え多くの人々の心に残る大会になることを祈念致しまして、開催県高校生代表の歓迎の言葉とさせていただきます。応援しています。頑張って下さい」と震災からこれまでの歩みを振り返りながら歓迎の挨拶を締めくくった。
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令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)