指揮官も堀川のプレーに賛辞を送り、成長ぶりに目を細める。

 「自ら奪った後に持ち上がってミドルシュートを決めてくれた。ボランチは守備だけではなく、得点を取る力も求めているので素晴らしいプレーでしたね」

 中学時代は兵庫県のVIVO FCでプレー。自分に足りないと感じていた“ドリブル”を磨くべく、静岡学園への進学を決めた。入学当初はボールコントロールの面で苦労し、練習などで課される課題をクリアできなかったという。だが、努力を重ねてスキルアップに成功。守備に加え、攻撃面でも貢献できる選手になり、今季は不動のレギュラーとして存在感を示している。

 結果を残し、チームの勝利に貢献した堀川。次戦も持ち前の守備力と磨いてきた技術とミドルシュートで違いを作れるか。自信を深めた頼れるボランチはさらなる活躍を誓い、28日の東山戦に臨む。

(文・写真=松尾祐希)

▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)