そのなか、気になる時間帯があった0-1で迎えた前半の飲水タイム直後から3点目が決まるまでの約20分間。序盤、富山第一に押され、まったくおとなしかったチームが突如として変貌。ポジションにこだわらず流動的に動きながら、サイドから、あるいは中央から攻めに攻め、自由闊達なプレーに目を見張った。

 試合を大きく動かした、そのキッカケは前半の飲水タイム。いったいなにが起きたのか。清水監督によるとヘッドコーチからの喝が入ったそうだ。

【次のページ】 札幌大谷、試合を動かした「前半の飲水タイム」と守護神・高路地琉葦の読み(3)

▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)