「札幌大谷のテーマはどこよりも走ること。にもかかわらず、『全然、走れていない。このままで帰っていいの?』という問いかけがありました。そこからサポートが入るようになってボールも動かせるようになりました。前半、立ち上がりの緊張もあったと思います。先に失点して、緊張がほぐれて、ヘッドコーチの声でスイッチが入った。そこから自分たちの良さが出たと思います」とその様子と効果を語った。

 しかし、気になるのはその後の2失点。「3-1になるまで自分たちのペースになりましたが、うちは守備がずっと課題。その課題が後半出てしまいました」と悔やんだ。

【次のページ】 札幌大谷、試合を動かした「前半の飲水タイム」と守護神・高路地琉葦の読み(4)

▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)