指揮官の指示通り尚志イレブンは試合開始から地元の声援を背に、ゴールに向かう姿勢を全面に出し徳島市立に襲い掛る。2分にFW11千住澪央、9分にはFKからDF3大須賀元が頭で合わせ、あっという間に2点を奪取。徳島市立を圧倒し、これ以上ない立ち上がりを見せたが、以降は無理をせずに後ろでボールを繋ぐ場面が多く見られた。それでも尚志は徳島市立に最後までゴールを許すことなく2-0の完封勝利。ただ仲村監督は「勝っているゲームで、消極的になって攻めないで、後ろでボールを動かして、時間作ってっていうことばかりやってて、それだと見てる人も面白くないですし、やっぱり積極的なウチらしいサッカーをやった方が、良いですよね。消極的なプレーで、結局怪我人が出たりとか、イエローカード出たりとか、ああいうところを絶対直さないとダメ」と戦いぶりに苦言を呈した。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)