神村学園FW14名和田我空

 大久保嘉人を越えられるか――。神村学園のFW名和田我空(3年)が得点王&チーム初の日本一に向け、ゴールを量産している。

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 7月31日、令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)の準々決勝が福島県のJヴィレッジで行われ、神村学園は静岡学園を3-0で下し、17年ぶりとなるベスト4進出が決定。U-18高円宮杯プレミアリーグ勢対決を制し、同校史上初の日本一まであと2勝としたなかで、悔しさを噛み締めていた選手がいる。それがエースの名和田だ。

 国内外のクラブから熱視線を注がれている背番号14は3回戦までに8ゴールを奪い、得点ランクトップを快走中。持ち前のテクニックと創造性に富んだプレー、そしてキックの質を武器に圧倒的な“個”と決定力を誇示していた。迎えた準々決勝は静岡学園が相手。今大会初のプレミアリーグ勢との対戦とあり、自らの力が本物であることを示すには最高の舞台でもあった。しかし――。

 「チームが勝つことが大事なので、結果は良かったけど、個人のプレーで見たときにあまり良いとは言えない。あんまりというか、全く良くなかったので、次に向けて気持ちを切り替えていきたいです」

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)