勝利の立役者は「豪太(山口豪太)がクロスを上げるって分かったので、前に突っ込んだら、いい感じのところに出してくれた。触ったら入った感じです」とまずは1点目を振り返り、チームに再び流れを引き寄せた2点目については「シュートを打てるようなドリブルをしました」と、その言葉通りスピードに乗ってドリブルで運んでいき右足一閃。豪快なシュートはゴールに吸い込まれていった。そして最後はアシストでFW鄭志錫の決勝弾をお膳立て。一度は遠のいた賜杯をたぐり寄せ、チームを初優勝に導いた。
大会終了後に大会優秀選手に選ばれた2年生MFは「もっと存在感を試合を通して出すように玉田さん(玉田圭司監督)にも言われました。存在感を出したい」と、さらなる成長を誓った。
(文・写真=田原豊)
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)