中学から親元を離れ、山梨県のアメージングアカデミーに入った大谷はサッカーを中心に考えて環境を選択してきた。

 「中学から離れていたので、そこは彼がどこでサッカーをやりたいのかということなので。母親からすれば多分寂しい部分もあったと思うんですけど、それも承知で彼がサッカーをやると決めたこと。これだけの結果を出してくれて素晴らしいなと思います」

 父のこの言葉からも、息子のサッカーへの情熱を尊重していることが伺える。大谷家は東山(京都)に進んだ湊斗の兄・彩斗も選手権の第101回大会で準優勝。決勝戦でも途中出場を果たした。

 「兄貴が選手権で準優勝だったので、それを超えるということで、実際にそれを超えたのでもう何も言葉がないです。(彩斗が)全国で準優勝と、(湊斗が)全国制覇と、本当に誇らしい。僕からは何も言うことがないです」

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)