守備により目を向けた練習の日々に少しずつ手応えを感じている。そんな選手たちに対して鈴木コーチも「今年トップにいる選手たちは、技術的に非常にレベルの高い子たちが多いと思います。(昇格していくのは)かなり厳しいとは思うのですが、彼らもインターハイを応援にも行って、そういうところを見れたのでぜひ目指して欲しいなと思っています。ただ同じことしてもダメだよとは言っていますので、トップにないところを見つけ出して1人なり2人なり選手権に出てくれるといいなと思っています」と期待を込める。

 今月末に再開するリーグ戦。最後に再開に向けての意気込みを鈴木コーチに尋ねると「後期に向けては正直全然自信はないです(笑)。難しいリーグですし…今年は成功体験が結果として出ないので、守備を継続してやっていくことで走力も勝手に増えていって身体的にもタフにはなってくると思うので、それが後期色々な学校とやった時に差として出れば嬉しいなと思いつつ、もう少し攻撃のところは東海大相模という以上、点を取らないと…(笑)。さらに上を目指して欲しいです」と、隣のアップスペースで楽しそうにボールを蹴り合う選手たちを暖かな眼差しで見つめながら笑顔を見せた。

 先ずは9月1日、日大高との一戦から東海大相模セカンドチームの新たな挑戦が始まる。

(文・写真=西山和広)