川和集合写真(写真=K,Nishiyama)

 試合は序盤から慶應義塾が激しく分厚い攻撃で川和イレブンを襲う。しかしそんな激しさを寧ろ楽しむかのように対応すると4分、奪い取ったボールからファーストチャンスを掴む。FW9佐藤晄斗からPKを託されたキャプテンは落ち着いてゴール右隅にボールを沈めた。

 「そうですね。PK…そうですね。ちょっとおぉーっとなったんですけど、一旦落ち着いて、蹴るコースは決めていたので自分を信じて取ってくれた仲間の思いも含めて、しっかり入れることができたのでよかったです」と佐藤は振り返る。いきなりの先制に「ちょっと早かったなぁ?」と岡野亘監督も感じたものの、「我慢できる子たち」(岡野監督)は声を出し、身体を張って相手の反撃を封じると35分、FW14松村侑耀がゴール前のこぼれ球から追加点を獲得。しかし、その後は試合終了まで更に威力を増した慶應義塾の反撃を受ける事に…。

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▽第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選