西武台・鈴木洸晴
総体予選4試合で18点を奪ったように昌平の攻撃力は高く、どこからでも得点できるのが特長。1トップのFW鄭志鍚(3年)をはじめ、そろって年代別日本代表の大谷湊斗(3年)や長璃喜、山口豪太(ともに2年)のほか三浦悠代(3年)らのMF陣は、切れ味鋭いドリブルと決定力を兼ね備える。いずれ劣らぬ埼玉を代表する好人材だ。
総体1回戦は後半終了間際に決勝点を奪い、準々決勝は0-2から追い付いてPK戦勝ち。神村学園(鹿児島)との決勝も後半残り4分で同点にすると、3分後には鄭が勝ち越し点をゲット。全国大会でも粘り強さと勝負強さを見せつけた。
西武台はプリンスリーグ関東2部で10チーム中9位(10月5日終了時点)だが、2年前のU-16ルーキーリーグで全国4位に入った陣容が3年生となり、実力は県内上位にある。鈴木洸晴と竹内奏海は推進力と得点力に優れたFWで、CB谷口輝と大型GK松田聖也を軸にした守備は安定感がある。3年ぶりの優勝を狙える陣容が整った。【次のページ】 3連覇を狙う昌平が軸 西武台、聖望学園、正智深谷なども頂点をうかがう(3)
▽第103回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第103回全国高校サッカー選手権埼玉予選