前回準優勝の浦和南は昨年より力は劣るが、堅守を背景に少ないチャンスをものにする勝負強さがある。経験豊富なFW掛谷羽空(3年)が攻撃陣をリードしたい。5年連続8強の細田学園もGK米山巧馬(3年)と大型CB高久琉我(2年)を軸に堅ろうだ。昨年の準々決勝で昌平を土壇場まで追い詰めたような粘りを発揮し、初の4強に照準を合わせる。

 関東高校大会予選4強、総体予選8強の立教新座はMF粟屋大智(3年)のパフォーマンスに期待。関東高校大会予選で準優勝した東京成徳大深谷は、藤村岳渡(3年)と山谷康太朗(2年)の両ウイングバックの突破が鋭い。令和5年度埼玉新人戦(新人選手権大会)で西武台と両校優勝の武南はFW大熊來瑠、MF畑乙樹ら3年生がどこまで奮起するかに懸かる。総体予選4強の浦和学院は、橋本秀太(3年)と平昭一哉(2年)に得点力、佐藤大心(3年)に突破力があり、3人のFW陣が好機を確実にものにできるかだ。

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▽第103回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第103回全国高校サッカー選手権埼玉予選