聖望学園・ペイトン有玖主

 S1リーグ首位で前回ベスト4の聖望学園は、各ポジションに逸材を配置。エースFW太仲貴哉(3年)は空中戦とフィジカルが強く、SBペイトン有玖主とMF野元里晟(ともに3年)の外からの攻めは速くて鋭い。MF小山晃也(3年)が中列後方から攻撃を組み立て、守備は主将のCB菅野陸斗(3年)が統率する。 

 

 令和6年関東高校サッカー大会埼玉予選を制した正智深谷もS1リーグ3位、総体予選4強と総合力は高い。絶対的な点取り屋は不在だが、攻撃陣が満遍なく得点する。昨年からボランチを担う吉田匠吾(3年)が効果的に攻め上がり、トップ下の近藤七音(3年)がゴールに絡んでくる。SB鹿倉颯太(3年)の左足キックは質が高い。

【次のページ】 3連覇を狙う昌平が軸 西武台、聖望学園、正智深谷なども頂点をうかがう(4)

▽第103回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第103回全国高校サッカー選手権埼玉予選