FW9丸茂晴翔がPKを決める(写真=K,Nishiyama)

 10月20日、第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選2次予選・3回戦が行われた。鎌倉と対戦したインターハイ全国8強の桐光学園は2-0で勝利を収め、準々決勝進出を決めた。

 「国立で勝つ」を目標に掲げる桐光学園にとっては初戦の堅さあったとはいえ薄氷の勝利。そんな厳しい試合を救ったのはFW9丸茂晴翔のPKだった。

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 「相手のハンドで誰が蹴るかっていう中で、『こういう流れを変えられるのは自分だ』と思っていたいので、自分自身で蹴ると決めていました。キャプテンや青谷も『お前が蹴ろ』と背中を押してくれたので、しっかり気持ちを落ち着けて、自信持ってみんなの気持ちを乗せて蹴ることができました」と丸茂は振り返る。

 試合は、ラストプレーとなったCKからDF4青谷舜がダメ押し、2-0で準々決勝進出を決めるものの鈴木勝大監督はDF2杉野太一キャプテンに全ての部員を集めさせると30分近い時間をかけてミーティングを行なった。

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▽第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選