そしていよいよ視界に入ってきた日大藤沢史上初の県3連覇。
「我々は我々らしく良い準備をして、自分たちのサッカーをしっかり、でも相手があることなんで、相手のこともしっかり見ながら、『彼を知り己を知れば百戦殆からず』になるように一歩一歩毎日毎日こう詰めて。まずは今日の快勝を忘れる作業からしっかり入って、その上で、やっぱり(我々は)タイトルを取ってないチーム、(夏に)全国に行けてないチームなので、『勝ちたい』という気持ちを前面に出してピッチに立ってもらいたい」と指揮官はあくまでも冷静だ。そして「選手たちが自分たちの判断で見てて魅力的な、今日みたいなゴールが生まれて、(観に来てくれた皆さんに)また来たいなと思ってもらえるようなそういうサッカーを(準決勝で)相模とも、そして決勝でもやりたいと思います」と抱負を口にした。
準決勝の相手・東海大相模は今夏のインターハイ出場校。夏の経験を活かし、こちらも尻上がりに調子を上げている。
"足下でつなぎ倒してゴールを奪う相模"と"剥がして剥がして剥がしまくる日藤"のファイナルをかけた大一番。
11月4日のニッパツ三ツ沢球技場は熱くなりそうだ。
(文・写真=西山和広)
▽第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選