夏の全国優勝校の昌平は聖望学園に敗れる

 12月28日に開幕する第103回全国高校サッカー選手権大会の地区予選で波乱が続出している。

【フォトギャラリー】 昌平 vs 聖望学園

 埼玉予選では準々決勝で高円宮杯 JFA U−18サッカープレミアリーグ2024 EAST所属で優勝候補筆頭と目されていた令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)王者の昌平聖望学園に3-4で競り負け姿を消した。「最強世代」との呼び声が高かった高円宮杯U-18サッカーリーグ2024プレミアリーグWEST所属で夏のインハイ全国4強の帝京長岡は終了直前のラストプレーで途中出場の1年生FW田代蓮翔に決勝弾を許し新潟明訓に0-1で敗れ準決勝敗退。冬の選手権で通算5回の全国優勝を誇るプレミア勢の名門・市立船橋はPK戦の末に日体大柏に敗れ決勝進出と連覇を逃した。

 富山予選では、大会9連覇中だった富山第一が準決勝で初の選手権出場を目指す龍谷富山に1-4で敗れ10連覇を逸した。大会4連覇中の星稜令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)石川予選で優勝を果たした鵬学園が準決勝で姿を消した石川予選は金沢学院大附が初優勝を飾った。

 第89回大会の座間を最後に、桐光学園日大藤沢桐蔭学園以外の優勝校が現れていない神奈川県は久方ぶりに新王者が誕生する。準決勝で横浜創英が桐光学園を、東海大相模が日大藤沢をそれぞれ退け初優勝に王手をかけた。その他、仙台育英丸岡神戸弘陵広島皆実国見などが全国切符を逃している。

【次のページ】 全国で波乱が続出 夏の全国王者・昌平、帝京長岡、市立船橋など強豪校が次々敗退 (2)

▽第103回全国高校サッカー選手権予選
第103回全国高校サッカー選手権予選