2回戦で敗退した昨年度の全国高校選手権は1、2年生が6人先発する陣容だった。この日の決勝も2年生が6人先発に名を連ねている。
山田監督は「今の3年生も去年は伸びしろがあったが、現2年生も同じように伸びしろがあるし、1年生もいいですよ」と説明し、決勝点を挙げた瀧口について「良くなってきましたね、左(サイドバック)もいい」と竹ノ谷の名を挙げ、両2年生のSBの成長が頼もしげだ。
延長は失点しないことだけを考えてプレーしたという瀧口だが、「1.5列目にスペースがあったので、佐藤さんにパスを当てれば返ってくると思いました。決められてホッとしています」と守備に重心を置きながらも、この時ばかりはチャンスと思って攻め上がる判断をした。これが実を結び、4連覇への確かな進軍ラッパとなったのだ。
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▽第103回全国高校サッカー選手権群馬予選
第103回全国高校サッカー選手権群馬予選