「自分の持ち味はチャンスメイクだったりするんで、点を取らせるだったりとか、点を取るっていうところにその武器を持っています。それを発揮できるのは前なんで、その意味では前線で積極的にボールに関われました」と自らを評価する天野だが「本当はキーパーと1対1のところとかは決めて欲しかった。ああいうところが、やっぱり課題。しっかりとチャンスで決めるようにならないと」と川口修監督からは、期待があるからこそ、厳しい言葉も投げかけられる。天野自身も外したあのシュートを「決めないと勝てるゲームも勝てないっていうのがあるので、そこはこれからもっと決定力上げていかないとダメだと思います」としっかり理解はしている。
そしてダメ押しとなった50mのスーパーゴール。「2点目を決めたところは、自分の思い切りの良さが出たと思います。最初のパスカットまでは狙ったんですけど、そこからは味方を使おうか、シュートを打とうか迷ってて、ゴールを見たらキーパーが結構(前に)出てたんで、思いっきり打ちました。シュートチャンスがあれば積極的に打っていくっていうのは今後やっていきたい」と胸を張った。
【次のページ】 腐らず這い上がり大舞台でのスーパーゴール 静岡学園MF天野太陽が挑む3年間の集大成(3)
▽第103回全国高校サッカー選手権静岡予選
第103回全国高校サッカー選手権静岡予選