聖望学園は12月1日の第17節で立教新座に2-0と快勝。ともに勝ち点2差で追走していた2位の昌平セカンド、3位の正智深谷がそろって敗れたため、勝ち点差が5に広がり1試合を残して初制覇が決まった。

 就任19年目の山本昌輝監督は「正直、(県内タイトルの中では)リーグ戦が一番難しいと思っていたので、それを最初に取れたのは選手の頑張りに尽きる」とイレブンを称賛し、「1点差の接戦が多かったが、本当に勝負強いチームでしたね」と持久戦を制した粘り腰を勝因のひとつに挙げた。

 今年の第103回全国高校サッカー選手権埼玉予選では、準々決勝で優勝候補筆頭の昌平を4-3で撃破。“金星”を挙げたものの、準決勝で優勝した正智深谷に0-1で屈し、初の決勝進出を逃していた。

【次のページ】 初優勝を決めている聖望学園、浦和南に6-0大勝で有終の美(4)