近大附イレブン
12月27日にあった横山杯第25回全国ユース招待サッカー大会順位別リーグ決勝第2グループの近大附(大阪)は先制したものの、後半に逆転されて市立船橋(千葉)の伝統の粘り強さ、全国有数の名門の底力を体感した格好となった。
184センチのCB咲本大(2年)が束ねる守備は堅ろうで、左ウイングバック山内零旺(2年)が旺盛に仕掛けるサイドアタックは速さと迫力を併せ持つ。189センチの大型ボランチ廣谷碧斗(2年)は攻守にアグレッシブで、セットプレーになると相手にとっては脅威の的だ。技術が高く視野の広い川田太陽(2年)、軽やかなドリブルが魅力的な川西啓斗(1年)の2シャドー、1トップを担当する筒井琉生(2年)はキープ力が高く最前線で柱となるFWだ。
前半はこういった強みをいかんなく発揮し、35分にわたってほぼ主導権を握った。
12分の先制点は左サイドで獲得したFKからだ。左右CKのキッカーも担う川西が絶好のボールを配給すると、咲本が完ぺきなヘディングシュートを決めた。
▽横山杯第25回全国ユース招待サッカー大会
横山杯第25回全国ユース招待サッカー大会